気分転換の一服が、ストレス解消の特効薬などともてはやされたのは遠い昔の話。今や家庭やオフィスでも、空気汚染の悪役No.1として忌み嫌われているタバコの煙ですが、この中には、癌の誘因物質とみられているタールや、心臓機能に影響を与えるニコチン、その他アンモニアや二酸化窒素など、多数の有害物質が含まれます。 これらの物質は、喫煙者が直接吸い込む主流煙より、吸っていない時タバコの先から立ち昇る紫煙(副流煙)に、数十倍から数百倍の量が含まれております。あるデータによりますと、夫が1日21本以上喫煙した場合、その妻は自身で喫煙しなくとも、毎日10本喫っているのと同じ状態であるとの結果が出ております。この様に、周囲の人々に、大きな影響を与えることも顕著な特徴となっております。
食品工場では小麦粉等が空気中に浮遊しており、それによるアレルギー症状が出る場合があります。印刷工場でも裏写り防止用にパウダーをつかっておりますが同様です。
道路沿いの場所では、扉が開くたびに有害な排気ガスが室内に入ってきます。又、換気扇の外気取り入れ口も同様です。特にディーゼル車の排気スラッジ(黒いスス)は人間の免疫力を落とし、風邪等の病気にかかりやすくなるとのデータも出ております。
アレルギーを起こす旗頭として、ここ10年来クローズアップされてきたのが花粉です。春先の目や鼻の不快感は、本人でないと理解できません。排気ガスと同様、扉をあける度、室内に入り込みます。
アレルギー性疾患である気管支喘息の50〜80%は、ホコリの中に棲むダニによるアレルギーだと云われております。ダニの死骸やフンが、掃除機のフィルターをも通り抜ける、1ミクロン以下に砕け浮遊しております。また、アトピー性皮膚炎も、これが原因と云われております。特に室内にじゅうたんを敷いてあるところは要注意です。